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No.1〜148

DVD版 月刊スポーツメディスン
特集パック No.28-137


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Sportsmedicine No.149, 2013
月刊スポ-ツメディスン 2013年4月号 通巻149号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)


■特集 半月板損傷 ──治療の現実とリハのポイント

大腿骨と脛骨の間にあり、クッション性(衝撃吸収)と安定性をもたらしている半月板。前十字靱帯損傷と並び、半月板損傷は「膝のケガ」としては選手生命に大きな影響をもたらす疾患として非常に重要である。しかも、同種移植が認められていない日本では治療のオプションも限られてくる。医療関係者の半月板との戦いは容易ではない。6年前に「半月板損傷」を特集テーマにしたが、ここで改めて整形外科医と3人の理学療法士に取材、もしくは執筆をお願いした。対応が難しい半月板損傷だが、その現在を文献レビューと併せて掲載する。

1 半月板損傷とその治療
史野根生・大阪行岡医療大学教授、行岡病院スポーツ整形外科センター長

2 半月板損傷のリハビリテーション
今屋健・関東労災病院リハビリテーション科、主任理学療法士、日本体育協会公認 アスレティックトレーナー

3 半月板損傷の術後リハビリテーションのポイント
小川英臣・東京医科歯科大学医学部附属病院リハビリテーション部、理学療法士

4 海外文献からみる半月板損傷の話題
三木貴弘・Curtin University、Physiotherapy evidence database(PEDro)rater

特集頁例  msm149.pdf *注1


Topic Scanning
新しい流れを読む
アスリートの尊厳を守るためのシンポジウム──日本スポーツ法学会

Special Contribution
特別寄稿
高分解能MRIでみるテニス肘、野球肘
馬見塚尚孝・筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター/水戸協同病院整形外科、筑波大学硬式野球部部長兼チームドクター、つくば野球研究会幹事

Contribution
寄稿
足関節捻挫後のパフォーマンス低下に対する新しい治療戦略──捻挫後に生じる機能的不安定性に対する経皮的電気刺激の効果について
吉田隆紀・関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科
鈴木俊明・関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科

Round Table
座談会 進化とスポーツ医学 ②
サルとヒト
濱田 穣・京都大学教授、京都大学霊長類研究所進化形態分野
渡會公治・帝京平成大学教授
村上元庸・医療法人社団村上整形外科クリニック理事長
鮫島康仁・小山整形外科内科クリニック院長

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
スポーツ医学とトレーナー施設との関わり
河崎賢三・スポーツ整形外科医、桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部 教授

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
パブリシティ権についての基礎知識
望月克也 スポーツと法政策研究会、銀座共同法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」──身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 30
ランナーに起こりやすい傷害への対応(12)──種子骨障害
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
パワーハラスメント(セクシュアルハラスメント)
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事


 本誌92号で「半月板損傷の治療」という特集を組んだ。2007年のことで、当時は堀部秀二先生と押田翠先生に取材して、その治療について詳細に解説していただいた。それから約6年が経ったが、いまだにスポーツ現場では半月板損傷が話題になり、休場を余儀なくされている選手も少なくない。
 前十字靱帯(ACL)損傷については、長くその診断・治療・リハビリテーションに多くの人が尽力し、再建術も進歩、普及してきたが、半月板損傷はどうなのか。このへんでもう一度取材してみようと考えた。
 本誌では、かつて史野根生先生(P.6)に「膝は解決したか」というテーマで語っていただいたことがあるが、スポーツ整形外科の世界では「もう膝は終わった。次は肩だ」と言われたときも、「まだ何も解決していない」と強い口調で語っておられた。大阪の行岡病院に史野先生を訪ねたときも、最初はそのACL再建術の話から始まった。かなりの部分を割愛したが、まだまだACL損傷の治療も「解決」にはほど遠く、困っている患者さんは多いのだとよくわかった。
 そのACL損傷と合併することの多いのが半月板損傷である。単独損傷もあるが、ACL損傷に伴うことも多い。ACLと異なり、再建も難しく、移植も日本では難しく、ACL同様人工も今はまだ期待できない。できるだけ機能を残し、最善の治療を目指すしかないが、まだ厳しい状況。その現実を史野先生にズバズバと語っていただいた。
 では、リハビリテーションではどうか。まず「スポーツ整形外科」の日本の嚆矢である関東労災病院の今屋健先生(P.12)に、保存と手術、手術では縫合術と切除術後のリハビリテーション、また東京医科歯科大学の小川英臣先生(P.18)には術後のリハビリテーションのポイントについて、解説していただいた。さらに、オーストラリアのCurtin Universityの学生で、かつPhysiotherapy evidence database raterを務める三木貴弘先生(P.31)には海外文献からみる半月板損傷のトピックをまとめていただいた。
 組織としても複雑で血行野も少ない半月板。その損傷は、膝という荷重関節にあるということもあり対応が難しい。みなさまの最善の結果を得るための参考になれば幸いである。(清家)


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