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No.1〜142

DVD版 月刊スポーツメディスン
特集パック No.28-137


*注1
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Sportsmedicine No.143, 2012
月刊スポ-ツメディスン 2012年8月号 通巻143号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)


■特集 足関節捻挫 ──治療とリハビリの重要ポイント

スポーツでは「足首の捻挫」、足関節捻挫は頻発する。「捻挫か」と片付けられてきた歴史があるが、身体と地面との間にある足関節の状態は、パフォーマンスに大きな影響を与える。この特集では、斎藤先生に足関節捻挫後の固定肢位に関する問題を皮切りに、競技復帰に向けて行われるリハビリテーションにおける問題、意外に見逃されやすい問題について、玉置先生、大工谷先生、岡戸先生の3人の理学療法士に、詳細に解説していただいた。足関節捻挫への対応は、スポーツ医学の根本的課題を多く含んでいる。そう言わざるを得ない内容であろう。

1 足関節捻挫Ⅱ~Ⅲ度損傷――初期管理の重要性、とくに固定肢位について
斎藤明義・日本大学医学部整形外科 客員教授

2 足関節捻挫の評価とリハビリテーション――その概要とポイント
玉置龍也・横浜市スポーツ医科学センター リハビリテーション科 理学療法士、bjリーグ 横浜ビー・コルセアーズ メディカルトレーナー

3 足関節捻挫後のランニング動作における痛みの発生――リハビリテーションにおいて見逃されがちなポイント
岡戸敦男・公益財団法人 スポーツ医・科学研究所、理学療法士

4 足関節捻挫後の背屈運動の異常への対応――とくにD point
大工谷新一・医療法人盈進会 岸和田盈進会病院リハビリテーション部、南大阪スポーツメディカル&ヘルスケアセンター、理学療法士、PhD、JASA-AT

特集頁例  msm143.pdf *注1


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新しい流れを読む
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 この仕事を始めたころ、つまり30年以上前、前十字靱帯損傷が世界的トピックでその診断・治療・リハビリテーションが問題になっていた。とくに女子バスケットボールで前十字靱帯損傷は多発していたが、同じく足関節捻挫も日常的に起こっていて、パフォーマンスへの影響は少なからず、また現場での対応、つまり「捻挫はケガのうちに入らない」という認識および後遺症の問題があった。
 それからスポーツ医学の急速な発展とともに、足関節捻挫の診断や治療、リハビリテーション、また近年は予防の点でも大きく進歩してきた。だが、この日常的に起こるケガにはまだまだ問題はあるのではないかと、この「足関節捻挫」をテーマに特集を組むことにした。
 まず、斉藤明義先生(P.6)に、長年主張してこられた「5~10°背屈+軽度外返し」での固定肢位について詳しく解説していただくことにした。現在、要町病院でも診療にあたっておられるが、その病院で、多数の図とともにその根拠を示していただいた。図はかなり割愛したが、説得力に満ちている。
 次に、本誌では以前にも登場していただいた横浜市スポーツ医科学センターの玉置龍也先生(P.16)に足関節捻挫のリハビリテーションについて総合的に語っていただいた。玉置先生はバイオメカニクスにも通じておられるが、平明に解説していただいた。この取材は、浜栄一氏(元理学療法士)にお願いした。
 大阪では、府の理学療法学会会期中に取材、大工谷新一先生(P.31)に、足関節捻挫後、背屈可動域訓練でみられる背屈動作のみかたについて、回内・外転する異常とその原因となっている6つのポイント(D point)を中心に紹介していただいた。単に可動域を確保するのではなく、そのときの動きに注意しなければいけない。さらにその後のランニング開始時に起こる痛みの問題について岡戸敦男先生(P.22)にまさに現場に即して語っていただいた。捻挫後のリハだから多少は痛みがあるだろうという考えではなく、どこの局面でどこが痛むのか。ここでチェックしておかないと二次的障害につながる。重要なポイントである。
 4人の先生による足関節捻挫の治療とリハビリテーションのポイント。お役に立てていただけると幸いである。(清家)


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