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No.1〜136

DVD版 月刊スポーツメディスン
特集パック No.28-137


*注1
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Sportsmedicine No.137, 2012
月刊スポ-ツメディスン 2012年1月号 通巻137号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)


■特集 ストレッチング熟考——目的・方法・効果・リスクの検討

約30年前に『ボブ・アンダーソンのストレッチング』(ブックハウス・エイチディ)という翻訳書を編集し、その後特集も何度か組んできた。30年前はストレッチング関連書が多数刊行され、従来の「柔軟体操」は影をひそめ、今やストレッチングは一般化している。しかし、では、その目的、方法、効果は十分吟味されているのか。リスクはないのか。目的に合った方法とは何か。そう考えていくと、はたしてと思うことが少なくない。そこで、改めて6人の先生に研究、実践、経験を通じて、ストレッチングについて聞いてみた。各種データもつけていただき、たいへんなボリュームになった。題して「ストレッチング熟考」である。

1 目的に合ったストレッチングの方法を求めて——長年の研究、実践とともに
山本利春・国際武道大学教授、日本体育協会公認アスレティックトレーナーマスター

2 ストレッチングの研究に関わって——研究テーマの変遷と新たなテーマについて
稲見崇孝・愛知医科大学医学部附属運動療育センター、体育学博士

3 物理療法を併用したストレッチ手法——Hybrid stretch、筋間リリース、関節運動の促通
大平高正・ハートリハ ソラ、専門理学療法士(骨・関節系/内部障害系)、心臓リハビリテーション指導士、呼吸療法認定士、保健学博士

4 理学療法とスポーツ現場に関わって——目的に合わせたストレッチングの方法と効果
小山貴之・日本大学文理学部体育学科専任講師、日本大学アメリカンフットボール部フェニックストレーナー、理学療法士(理学療法学博士)、日本体育協会公認アスレティックトレーナー

5 スポーツ現場の声を聞く——コーチ、トレーナー、選手の立場から
  医療現場とスポーツ現場でストレッチングを実施してきて——サッカー選手として、理学療法士として
  垣見修平・駿河台日本大学病院理学療法士室、理学療法士
  韓国女子プロバレーボールチームでのストレッチング事情——まずはストレッチングへの意識づけから
  柴田宗範・リンク栃木ブレックス ストレングスコーチ

特集頁例  msm137.pdf *注1


Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
平沢先生の足の裏——スキー歩きのすすめ
渡會公治・帝京平成大学健康メディカル学部

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツが環境に与える影響とその対策
飯田研吾・スポーツ法政策研究会、兼子・岩松法律事務所、弁護士

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
医師のマナー、患者のマナー——学会と診察室で気になること
河崎賢三・桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部准教授

The Challenge
アスリートの挑戦
宮下樹理【バレーボール】元バレーボール日本代表、YOSAパーク樹代表

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう 18
東洋医学の考え方(32)——冷え性に対する経絡ストレッチ
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
踊る
山田ゆかり・スポーツライター 早稲田大学非常勤講師 一般社団法人飛騨シューレ代表理事



 約30年前、ストレッチングブームが起きた。ボブ・アンダーソンがアメリカで“Stretching”という本を小さな出版社から出した。それが大出版社から刊行され、瞬く間に世界中に広まった。その本はブックハウス・エイチディ社から翻訳刊行された(堀居昭訳)。その編集に携わったのだが、一刻を争うように、各社から多数のストレッチングの本が出された。
 それまでは、「1、2、3、4」という掛け声で行う柔軟体操が主流で、それは反動的ストレッチングで、筋には伸張反射というものがあり、反動をつけて筋を伸ばすと伸張反射が働き、収縮しようとする。そこを強く押して伸張するとケガを起こすことになる。したがって、ゆっくり伸ばし、そこでいったん保持し、さらにもう少し伸ばす、いわゆるスタティックストレッチングのほうがよい。そういう主張であった。
 以来、ストレッチングはアスリートのみならず、一般の人にも広まり定着している。しかし、当時からダイナミックストレッチングのほうがよいと言う人もいたし、ストレッチングは不要と言う人もいた。さまざまな研究もなされてきたが、今でもこの寒い季節、戸外で震えながらストレッチングをしている人もいる。
 本当のところはどうなのか。今、何がわかってきているのか。改めて取材してみようと考えた。今回は、順に、山本利春先生(P.2)、稲見崇孝先生(P.12)、大平高正先生(P.18)、小山貴之先生(P.29)、垣見修平先生(P.34)、柴田宗範コーチ(P.38)の6人の先生に取材。ダイナミックストレッチングとスタティックストレッチング、メディカルストレッチング、とスタティックストレッチング、物理療法を併用したストレッチングなど、手法の問題と、時間やタイミング、目的などに合わせていかに効果的に行うか、スポーツ、医療、健康づくりなど、さまざまな場面での「至適」な方法を探ってみた。
 ストレッチングについては、多数ご意見をおもちの方がいらっしゃることと思われるが、今回は、今何が問題になっいて、どこまでわかっているのか、現場ではどのようにするべきかを探ってみた。みなさんの話から、かなりのことがわかってくる。ぜひ、ご感想をお寄せいただきたい。(清家)


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