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No.1〜129

DVD版 月刊スポーツメディスン
特集パック No.28-137


*注1
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Sportsmedicine No.130, 2011
月刊スポーツメディスン 2011年5月号 通巻130号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)


■特集 リコンディショニング
——「立て直し」へのアプローチ、4つの立場から

1999年、阪神・淡路大震災から4年のとき、本誌の季刊誌の時代に約100ページの「リコンディショング」特集を組んだ。阪神・淡路大震災後の復興計画の一環として「アスリートタウン構想」が発表され、同構想研究会も発足、その一員としても参加し、構想には「リコンディショニング」も文字が入った。そして、今年3月11日、東日本大震災が発生した。大地震、大津波に加えて原発事故も発生。予断を許さぬ中、「復興」が始まる。本誌も「リコンディショニング」をもう一度特集テーマにした。心身はもとより、「日本」の立て直しに向けて。

1 はじめに

2 「スポーツ選手限定」のトレーニングとケアの専門施設——約20年前から始めた先進的発想
大隈重信・株式会社BIGBEAR代表取締役、同社ヘッドトレーナー

3 鍼灸・マッサージの治療院とコンディショニング施設の連携——リコンディショニングへの複合的アプローチ
増田雄一・株式会社リニアート、駒込治療院

4 リコンディショニング施設を展開して
吉村直心・ReCo代表、やまぎわ整形外科、理学療法士、元ラグビー選手

5 コンディショニングとリコンディショニング——スポーツ整形外科医としてのアプローチ
山際哲夫・やまぎわ整形外科院長

特集頁例  msm130.pdf *注1


Topic Scanning
新しい流れを読む
被災した選手への支援の取り組み——順天堂大学バレーボール部

Clinical Essay
日々の臨床から「診察室で行っている筋と脳へのアプローチ」
階段がうまく登れますか:脳と筋の再教育——Lさん、73歳、女性、主婦の場合
丹羽滋郎・愛知医科大学名誉教授、同大学運動療育センター教学監

Yoga for Athlete
アスリートに役立つヨガ
ヴィラバドラアサナII
石川由希子・全米ヨガアライアンス認定インストラクター、栄養アドバイザー

Life Skills Program
アスリートのためのライフスキルプログラム〔最終回〕
子どもに夢をもつことの大切さを伝えたい——熊谷ライオンズクラブ45周年事業にて
東海林祐子・慶應義塾大学総合政策部専任講師
堀越正巳・立正大学ラグビー部監督

Cotribution
寄稿
運動能力と遺伝子のはたらき
宮下充正・東京大学名誉教授、コ・メディカル総合学園首都医校校長

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
危機管理について医療と野球の視点で考える
河崎賢三・桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部准教授

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スクーバダイビングにおけるリスクと責任
高木宏行・スポーツ法政策研究会、横松・高木総合法律事務所、弁護士

Essay on the Picture
私の"一枚の絵"
大震災と気弱なクライミングおばさん
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター健康増進センター、日本障害者スポーツ協会医学委員会副委員長

Coaching & Management
高校野球のチーム運営を考えるスポーツ経営診断
スポーツ行動経済学
高柿 健・広島県立総合技術高校野球部顧問、岡山大学社会文化科学研究科組織経営専攻、中小企業診断士(UCG)

The Challenge
アスリートの挑戦
番外編 アスリートが今、できること

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう11
東洋医学の考え方(25)——むくみへの対処法
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
心理
山田ゆかり・スポーツライター 早稲田大学非常勤講師 一般社団法人飛騨シューレ代表理事



 東日本を襲った大震災、大津波、そして原発事故。ここで、阪神・淡路大震災後に組んだ特集である「リコンディショニング」について、今実際に取り組んでおられる人たちに取材し、もう一度考えてみようと思った。
 まずは大隈重信さん(P.4)。BIGBEARのヘッドトレーナーであり、同社の代表取締役。大東文化大学時代、箱根駅伝を走っている。それゆえコンディショニングやケアについても詳しかった。その知識と経験からトレーナーになり、スポーツ整形外科医と知り合い、さらに知識と経験を深めた。アメリカにも渡り、無謀とも思える行動力で、NFLのトレーナーとしても活動した。帰国後、ケアとトレーニングができる「スポーツ選手限定」の施設を八王子で始め、いつ行っても大盛況になっている。周辺からは反対された。成功しないと。しかし、成功した。発想と行動力。リコンディショニング施設を成功させるひとつのヒントがここにある。
 次に日体協ATマスターの増田雄一先生(P.12)。駒込と筑波で鍼灸・マッサージの治療院を開き、隣接のトレーニングジムと連携して、リコンディショニングを実践されている。それだけでは解決しない問題については、整形外科医、理学療法士など、それぞれの専門家に協力を仰ぐ。そういう「交通整理」をしているとのこと。「患部だけをみようとしない」という経験からくる言葉も重い。
 最後に、以前紹介したことのある京都アクアリーナ内でその名も「ReCo」という施設を運営されている理学療法士の吉村直心先生(P.17)、また連携しているやまぎわ整形外科の山際哲夫先生(P.22)にも聞いた。吉村先生は、「行くところがなくなった人」をみることが多く、まさにリコンディショニングの必要性を痛感されている。「もう治らない」と思い込んでいる患者側の問題、医療システムの問題についても語っていただいた。山際先生は、スポーツ整形外科医として、コンディショニングに関心をもち、スポーツ医学を実践する場のないトレーナー志望の学生のためにもそういう場をつくろうと開業されたという。医師として、リコンディショニングにどう取り組んでこられたか、興味深い話だった。今回の特集で、リコンディショニングの世界がさらに広がり、深まることを期待している。(清家)


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