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Sportsmedicine No.107, 2009
月刊スポ-ツメディスン 1月号 通巻107号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 足底腱膜炎——最新治療法から現場での対応まで
踵の痛みとしてスポーツでは比較的多い足底腱膜炎。実際には立ち仕事などでも一般の人にも生じる。この足底腱膜炎は荷重部の疾患であるため、治りにくく、慢性化することが少なくない。治っても再発を繰り返すことがある。この足底腱膜炎に対して、最近「体外衝撃波」という新しい治療法が注目されている。その治療法も含め、現場での対応、シューズの問題などについて取材した。医師、理学療法士、トレーナー、シューフィッターの4人の先生にご登場いただく。

1 足底腱膜炎の治療--とくに「体外衝撃波療法」について
高橋謙二・船橋整形外科

2 足底腱膜炎のリハビリテーション
高嶋直美・国立スポーツ科学センター、理学療法士

3 足底腱膜炎への対応--トレーナーの立場から
曽我武史・TKC BODY DESIGN、日本陸上競技連盟医事委員会トレーナー部委員

4 シューズから考える足底腱膜炎への対応
三宅秀敏・アスリートクラブ代表取締役、上級シューフィッター、スポーツプログラマー

Topic Scanning
新しい流れを読む
スポーツと栄養を科学する--第7回シスメックス スポーツサイエンスセミナー開催

Ultrasound Diagnostic Imaging in Sport
連載 スポーツに役立てる超音波画像診断
筋挫傷と肉離れ
山口睦弘・大阪労災病院超音波検査室

Editorial Report
話題の最前線
世界トップへのシナリオ--平成20年度スポーツコーチサミット開催

My Fishing Days
70歳からのフィッシング
ニューカレドニアで“ノルディック・ウォーク”、そして海釣り
宮下充正・東京大学名誉教授

Prevention of Baseball Injuries II
続・投球障害の予防と対応
成長期野球肘の対応と予防--柏口新二(東京厚生年金病院・整形外科部長)先生に聞く
能勢康史・コンディショニングコーチ

Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」
ドーピング誤審事件の残した課題
境田正樹・スポーツ法政策研究会、東京フィールド法律事務所、弁護士(後藤秀隆元川崎フロンターレチームドクター代理人)

Trainers Activity
私の“一枚の絵”
中高年から始めるスポーツ活動は身体に悪い?
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター病院第一訓練部部長

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」--身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例13
東洋医学の考え方(2)--咳が止まらない選手の経絡ストレッチとツボ刺激
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Life Skill Program
アスリートのためのライフスキルプログラム
ライフスキルプログラムの導入と展開に向けて
島本好平・東京工業大学大学院 社会理工学研究科特別研究員・博士(学術)

Body Potential
動きへのはたらきかけ 最終回
連載の終わりに--韓国・ウソン大学でのボディポテンシャルトレーニング研修
橋本維知子・日本ボディポテンシャル協会主宰

Exercise File
File 1 介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
健康寿命を全うするために
石井千恵・健康医科学協会

File 2 医療現場のボールエクササイズ
心とからだに優しい高齢者プログラム--高齢者[理論編]
忽那龍雄・帝京大福岡医療技術学部

Hida Report
飛騨通信
ライブがもたらしたもの
山田ゆかり・スポーツライター


 足底腱膜炎は比較的多くみられる疾患で、とくに陸上長距離ではこの疾患に悩まされる人が少なくない。よくなっても再発することがあり、この障害を繰り返している選手もいる。この足底腱膜炎の治療として、近年体外衝撃波というものを用い効果が得られているという話を聞いていた。そこで、体外衝撃波について研究されてきた高橋先生(P.6)に、足底腱膜炎の治療全体とそのなかのオプションのひとつである体外衝撃波について聞いた。
 高橋先生は、船橋整形外科病院に勤務されている。アスリートが多数訪れる病院としても知られている。その治療室で体外衝撃波疼痛治療装置なるものが置かれていた。思ったほど大きくはない。日本では、足底腱膜炎のみ承認を受けた装置だが、海外では腱や骨などに幅広く用いられているそうだ。今後発展が期待される治療法である。
 国立スポーツ科学センター(JISS)のスポーツ医学研究部に所属する高嶋先生(P.12)はみずからマラソンも行う理学療法士で、JISSを訪れる足底腱膜炎の選手への対応を聞いた。実際にエクササイズを実演していただいたが、リハビリテーションのメニューが多数あり、2時間くらいかかるという。これだけ行えば、パフォーマンス向上にもつながることだろう。
 為末大選手の専属トレーナーであり、北京オリンピックでも日本代表選手団ヘッドトレーナーとして帯同した曽我さん(P.15)は、祐天寺で開業された。その真新しい治療院で、足底腱膜炎への対応を聞いた。テーピングやマッサージ、鍼などさまざまなアプローチで取り組む。簡単なテーピングでも、かなり痛みは軽減されるようだ。鍼も痛そうだが、細い鍼を用いて、患部に打つ。インタビューの内容から、細かく選手に対応されている様子がうかがえた。患部のみならず、選手全体をケアする精神を感じた。
 上級シューフィッターの三宅さん(P.19)には、シューズから足底腱膜炎を改善するには、どのようなシューズを選べばよいのかを聞いた。シューズのローリングポイントの位置によって重心の移動が変わってくるのには驚きだった。とはいえ、すべての人がローリングポイントが後ろにあるシューズが最適とは限らないとのこと。三宅さんの話から、シューズの奥深さを感じた。


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