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No.1〜132

DVD版 月刊スポーツメディスン
特集パック No.28-137


*注1
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Sportsmedicine No.133, 2011
月刊スポーツメディスン 2011年8月号 通巻133号


A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,100円(1,000円+税) 完売
年間購読料11,000円(10,000円+税)


■特集 関節可動域——何をどう改善するか

関節可動域は、筋力とともに、リハビリテーションにおける重要な指標。もちろん、スポーツにおいても関節可動域に制限があると、パフォーマンスに影響を与える。では、関節可動域の制限はどのようにして起こるのか、それにどう対応すべきか。そもそも各関節における可動域をどう認識しておくべきか。今月の特集では、大きく5つの関節に分け、それぞれ理学療法士の先生に取材、編集部でまとめた原稿を監修していただき掲載する。

1【肩関節】
肩関節の関節可動域について
福吉正樹・名古屋スポーツクリニック、理学療法士

2【肘関節】
肘の可動域と制限因子、その対応について
鵜飼建志・中部学院大学リハビリテーション学部理学療法学科准教授(理学療法士)

3【腰部・股関節】
腰部・股関節の可動域制限
岡西尚人・平針かとう整形外科、理学療法士

4 【膝関節】
関節可動域エクササイズに必要な膝関節機能解剖
八木茂典・東京西徳洲会病院スポーツリハビリテーションセンター、理学療法士

5【足関節】
足関節における可動域改善の考え方とその方法
中宿伸哉・吉田整形外科病院リハビリテーション科、理学療法士

特集頁例  msm133.pdf *注1


Clinical Essay
日々の臨床から「診察室で行っている筋と脳へのアプローチ」
身体が柔らかく前屈できますか:脳と筋の再教育——Kさん、60歳、女性、主婦の場合
丹羽滋郎・愛知医科大学名誉教授、同大学運動療育センター教学監

Yoga for Athlete
アスリートに役立つヨガ
パリヴリッタ・ジャーヌ・シールシャアサナ
石川由希子・全米ヨガアライアンス認定インストラクター、栄養アドバイザー

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
トレーナーになりたい学生たち Part I ——学生たちの夢と学生生活
河崎賢三・桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部准教授

Coaching & Management
高校野球のチーム運営を考えるスポーツ経営診断
スポーツチームの階層別マネジメント
高柿 健・広島県立総合技術高校野球部顧問、岡山大学社会文化科学研究科組織経営専攻、中小企業診断士(UCG)

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツとセクシュアルハラスメント
白井久明・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

The Challenge
アスリートの挑戦
植松伸之介【ハンドボール】ドイツブンデスリーガ3部 アウェ
幼稚園のバス運転手から世界最高峰の舞台へ

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう14
東洋医学の考え方(28)——熱中症(中暑)への対処法
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校



 関節可動域、ROM(Range of motion)は頻出ワードのベスト5に入るのではないか。とくにリハビリテーションの領域では、筋力と並び関節可動域は重要な指標となる。その関節可動域、各関節で制限因子は異なってくるだろうし、その因子をどう捉え、どう対応していくのか。関節の構造もあるし、機能解剖的なこともあるし、競技特性も関係してくる。
 それについて、最初は八木茂典先生(P.21)に取材した。膝関節である。「可動域制限」とは考えない。この取材から、あとどの関節でどの先生に取材するべきか、八木先生に相談し、以前特集に登場していただいた中部学院大学の林典雄先生にもご協力いただき、今回の特集の先生がたが決まった。
 八木先生以外は、愛知・岐阜に集中しているので、2泊3日の取材日程を立て、最初にうかがったのが林先生がいらっしゃる中部学院大学の鵜飼建志先生(P.9)。肘関節について。肘関節は食べることを考えると屈曲のほうが重要になるというところから始まった。肘は複雑な動きはしない関節だが、その可動域制限因子は複雑と知る。
 翌日、名古屋スポーツクリニックの福吉正樹先生(P.2)に取材。ここは院長の専門もあり、肩・肘の疾患が多い。福吉先生には肩関節について、1回のリハビリテーションで痛みが取れて復帰という例を紹介していただき、肩複合体としての可動域について、また制限因子と改善の方法について語っていただいた。
 名古屋スポーツクリニックから地下鉄と名鉄で、豊田市へ。そこからバスで行ったのが中宿伸哉先生(P.32)が勤務する吉田整形外科病院。中宿先生はサッカー選手も多くみておられるそうだが、サッカーで問題になる足関節について、どの因子が可動域制限の原因なのか鑑別する方法を詳細に語っていただいた。
 その翌日、3日目、愛知県日進市にある平針かとう整形外科の岡西尚人先生(P.15)のところへ。腰部・股関節について、若手理学療法士にも参加してもらいレクチャー形式で実技をまじえて、具体的な手技とともに解説していただいた。
 みなさん、ご多忙な中、校正でご苦労をおかけしました。おかげさまでようやくできました。ありがとうございました。 (清家)


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