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Sportsmedicine No.127, 2011
月刊スポ-ツメディスン 2011年1月号 通巻127号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)


■特集 骨と軟骨--骨・軟骨の正しい知識と骨折治療

骨と軟骨は、スポーツをするうえで非常に重要なものとして広く認識されている。しかし、骨・軟骨に関して正しい知識は意外に知られていない。今月の特集では、先ごろ「骨と軟骨」に関する本を出された鄭雄一先生に、発生・進化・代謝・再生などについて詳細なお話をうかがった。また、川西誠先生には、スポーツ整形外科医の立場から、骨折に関して、治療や治療期間中の注意などについて解説していただいた。改めて正しい知識およびその知識に基づく実践がいかに大事かがわかる内容である。

1 骨・軟骨を強くする--発生、進化、代謝、再生などに関する正しい知識
鄭 雄一・東京大学大学院工学系研究科教授(医学系研究科兼担)、
東京大学医学部附属病院ティッシュ・エンジニアリング部

2 骨折とその治療
川西 誠・かわにし整形外科クリニック院長


Topic Scanning
新しい流れを読む
スポーツ基本法について考える--私たちは「スポーツ」をどう捉えるべきか?

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ事故と刑事責任
高松政裕・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

Clinical Essay
日々の臨床から「診察室で行っている筋と脳へのアプローチ」
握力はどのように測っていますか:重力の影響はどうなっているでしょう--Hさん、75歳、男性、事務職の場合
丹羽滋郎・愛知医科大学名誉教授、同大学運動療育センター教学監

Yoga for Athlete
アスリートに役立つヨガ
ハラアサナとカルナピーダアサナ
石川由希子・全米ヨガアライアンス認定インストラクター、栄養アドバイザー

Essay on the Picture
私の"一枚の絵"
障害者とクライミング
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター第一診療部長、日本障害者スポーツ協会医学委員会副委員長

Life Skills Program
アスリートのためのライフスキルプログラム
気づきの感性・能力
津田清美・日本体育協会公認アスレティックトレーナー

Coaching & Management
高校野球のチーム運営を考えるスポーツ経営診断
スポーツチームの相対性
高柿 健・広島県立総合技術高校野球部顧問、岡山大学社会文化科学研究科組織経営専攻、中小企業診断士(UCG)

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
『サイトウ監督』と『オノンジ先生』から学ぶ学生教育と患者教育
河崎賢三・桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部准教授

The Challenge
アスリートの挑戦
夢の続き。舞台は体育館から芝生の上へ
藤崎朱里・【女子ラグビー】女子7人制ラグビー強化チーム ラガールセブン主将、株式会社購買戦略研究所

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
からだと人種
山田ゆかり・スポーツライター 早稲田大学非常勤講師 一般社団法人飛騨シューレ代表理事

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」--身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう8
東洋医学の考え方(22)--めまいへの対処法
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Cotribution
寄稿
メディカルフィットネス開始前のカルディオチェック
村上早百合ほか・協仁会クリニックこまつ メディカルフィットネス健康運動指導士

Exercise File
File 1  介護予防に役立つ機能改善エクササイズ〔最終回〕
これからの介護予防エクササイズへの期待をこめて
石井千恵・健康医科学協会



 以前、東大でのある研究会で鄭雄一先生(P.6)のレクチャーを聞く機会があった。骨の発生や進化、代謝、再生、また最新の工学的手法を用いた治療など、たいへん興味深い内容だった。いつか、この先生の話を特集で紹介したいと考えていた。
 そうこうするうちに、鄭先生から『骨博士が教える「老いない体」のつくり方』という本が送られてきた。小誌はスポーツメディスンの専門誌だが、そこに書かれていることは、スポーツや運動に携わる人が知っておかなければいけないことだと思い、取材を申し込んだ。先生はその研究会でのことを覚えておられ、たいへんご多忙ななか取材のご快諾をいただいた。内科医としてホルモンを専門とし、カルシウム代謝などを研究テーマとされ、それがきっかけで骨に入っていったとのこと。その後、軟骨や骨がどのようにできるのかをテーマにされ、発生や進化にも入っていかれた。骨のつくり方から再生医療にも入り、工学的手法にも取り組んでこられた。その非常に幅広く深い学識の一端を今回お話ししていただいた。本には「当たり前のこと」しか書かれていないと言われたそうだが、その「当たり前のこと」が大事であると言いたい。いかがであろうか。
 田園都市線「駒沢大学」駅から徒歩数分のところにある「かわにし整形外科クリニック」。診療受付は18時まで。取材は入稿ギリギリの13日、19時からを予定。しかし、患者さんが多く、結局20時すぎからになった。川西誠先生(P.17)は東京ヴェルディや日テレ・ベレーザのドクターも務められているスポーツドクター。骨折治療についてという要望で取材を受けていただいた。東京大学医学部附属病院、関東労災病院など、スポーツ整形外科の先端をいく医療機関で仕事をされてきた背景もあり、かつスポーツの一線でドクターとして活動されている経験もあり、非常に実際的なお話をうかがえた。しかし、子どもの疲労骨折、それも幼稚園児の疲労骨折があるという指摘には息を飲んだ。この雑誌を始めてもう20年。「野球肘」の特集でも岩瀬先生が慨嘆されていたが、いったいなぜそんなことが今でも起こるのか。また、許されるのか。日本のスポーツを根底から考えなおす時期ではないかと思う。(清家)


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