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Sportsmedicine No.126, 2010
月刊スポ-ツメディスン 2010年12月号 通巻126号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)


■特集 皮膚と運動--皮膚へのアプローチで変わるもの

最近、『皮膚運動学−機能と治療の考え方−』という本を編集・出版されたのが福井 勉先生。「皮膚運動学」と聞いてもわかりにくいが、同書を読んでいくと、皮膚へのちょっとしたアプローチによって運動が変化することがわかる。しかし、本を読むだけではよくわからないので、実際に福井先生に取材してみることにした。また、同書に臨床例を紹介されている山口耕平先生にも取材、いくつかの例を示していただいた。

1 皮膚と運動への着目
福井 勉・文京学院大学保健医療技術学部教授、スポーツマネジメント研究所長

2 皮膚への着目とその臨床経験
山口耕平・医療法人社団 裕正会 脇田整形外科、理学療法士 保健学修士


Topic Scanning
新しい流れを読む
日本のアスレティックトレーナー——第2回アスレティックトレーナーズミーティング

Special Articles
特別企画 下腿・足関節・足部のスポーツ外傷・障害
1 トップアスリートの跳躍型脛骨疲労骨折に対する治療
池田 浩・順天堂大学医学部整形外科

2 シンスプリントの重症度分類と治療
八木茂典・東京医科歯科大学大学院運動器外科学分野

3 運動連鎖を応用した下腿・足関節・足部の治療概念
園部俊晴・関東労災病院リハビリテーション科

Cotribution
寄稿
運動指導者なら知っておいた方がよいだろう遺伝子のはたらき
宮下充正・東京大学名誉教授、首都医校校長

Yoga for Athlete
アスリートに役立つヨガ
サーランバ・サルヴァンガーサナ
石川由希子・全米ヨガアライアンス認定インストラクター、栄養アドバイザー

Coaching & Management
高校野球のチーム運営を考えるスポーツ経営診断
スポーツチームのプランニング
高柿 健・広島県立総合技術高校野球部顧問、岡山大学社会文化科学研究科組織経営専攻、中小企業診断士(UCG)

Cotribution
寄稿
立位ステッピングテストで何がわかるか?
片山敬子ほか・岡山大学ヒューマン・パフォーマンス研究会

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ選手がプロダクションと契約する場合の問題点
望月克也・スポーツ法政策研究会、銀座共同法律事務所、弁護士

The Challenge
アスリートの挑戦
スポーツを仕事にするために
根本真吾・アスリートブランドジャパン株式会社

Sports and Medicine
スポーツと医療の現場から考える
病院を選ぶ。医者を選ぶ
河崎賢三・桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部准教授

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常判断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状を改善しよう7
東洋医学の考え方(21)——月経痛に対する対処法
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Physical Essay
からだのエッセイ「身体の森」
からだと時間
山田ゆかり・スポーツライター 早稲田大学非常勤講師 一般社団法人飛騨シューレ代表理事

Exercise File
File 1  セルフケアコンディショニングのすすめ
セルフケア(SCA)とセルフコンディショニング(SCO)——触覚ボール編 3
小谷さおり・一般社団法人日本セルフケアコンディショニング協会

File 2  介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
認知症予防エクササイズ
石井千恵・健康医科学協会



 本誌120号「筋膜」の特集を組むとき、実は福井勉先生(P.6)のお名前も取材候補として挙がっていたが、「福井先生は今筋膜というより皮膚」という話を聞き、「皮膚」の特集のときにお話をうかがおうと思った。皮膚については、傳田光洋先生や夏井睦先生の本を読んでいて、いつかまとめたいと考えていたからである。そうこうするうちに、編集部に『皮膚運動学』の本が届いた。「皮膚運動学」とは聞きなれない言葉だがと思いながらも、福井先生が編者ということもあって、早速目を通した。正直、あまりよくわからないが、何か興味深い反応が起きているということはわかった。当初の企画とは異なるが、この「皮膚運動学」で特集を組もうと決め、福井先生に連絡したところ、最初はあまり乗り気ではなく、特集にはならないので、短い記事であればという感じだった。ともかくということでお会いし、例のソフトな口調でのお話を聞き始めたが、やってみましょうと、私の身体でいろいろ試し、同行の田口でも試し、「これはおもしろい。けど、なぜ?」ということになった。詳細な解明はこれからとのことだが、読者のみなさんはどのように思われるだろうか。臨床経験上、同じようなことを感じてこられた読者も少なくないのではないだろうか。
 その臨床経験、つまり症例紹介を同書で執筆されているのが山口耕平先生(P.13)と相谷芳孝先生で、福井先生に山口先生を紹介していただき、取材できることになった。「取材こぼればなし」で書いたとおり、実は山口先生とは何度かお会いしていたので、また驚いたが、解説していただいた症例はみな興味深いものだった。理学療法士は機器を用いる場合以外、皮膚に手を当てているという山口先生の話も思えばそうだということだった。皮膚がすべてとはもちろん思わないが、皮膚への操作とその影響は今後重視すべきファクターになってくるかもしれない。
 日常生活では「触れる」「触れられる」という機会は減っているように思う。一方、治療や指導において、「触れる」「触れられる」という機会は多い。考えてみると、ヒトの皮膚は四足動物と比べ、かなり特殊である。「裸のサル」という表現があるが、それゆえにヒトの皮膚には不思議がたくさんあるようだ。 (清家)


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