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Sportsmedicine No.118, 2010
月刊スポ-ツメディスン 2010年2・3月合併号 通巻118号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円+税
年間購読料10,000円(税込)

■特集 アスリートの股関節
--FAIの最新手術治療、股関節機能不全への対応
近年、股関節の問題で悩むアスリートが目立ってきたように思われる。その原因は不明だが、一方で股関節の疾患(関節唇損傷など)に対して、関節鏡を用いて損傷部を修復する手術が始まり、関節内のことがわかり始めている。この特集では、その股関節鏡視下手術を日本でも行っている内田宗志先生に取材、そのメディカルリハビリテーションについて佐藤孝二先生、アスレティックリハビリテーションについて松田孝幸先生に聞いた。また、痛みというより股関節の機能不全について、とくにプロ野球投手の例をパーソナルトレーナーの土橋恵秀さんに、その例も含め股関節の機能とその不全について115号でも登場していただいた建内宏重先生に取材した。

1  アスリートの股関節痛と最新の関節鏡視下手術
内田宗志・産業医科大学医学部整形外科

2  FAI術後のリハビリテーション
佐藤孝二・医療法人和仁会 福岡和仁会病院リハビリテーション科、久留米大学大学院 医学研究科 博士課程

 ■FAI術後のアスレティックリハビリテーション
 松田孝幸先生・理学療法士、スポーツコンディショニングプロモーションJIN

3  股関節機能障害の評価の仕方——何をどのようにみて、どうするか?
建内宏重・京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻、理学療法士
 
現場レポート
プロ野球投手と股関節の問題 ——パーソナルトレーナーとしての対応
土橋恵秀・Good D&C Inc.テクニカルアドバイザー


Topic Scanning
新しい流れを読む
トップアスリートの育成——第6回順天堂大学スポーツ健康学部国際シンポジウム

Special Articles
特別企画 投球障害肩
1 投球障害肩——医師の診かた
中川照彦・同愛記念病院整形外科
2 投球障害肩の診かた——機能解剖学的アプローチ
八木茂典・東京医科歯科大学大学院運動器外科学分野
3 投球障害肩の診かた、対応の仕方
山口光國・(有)セラ・ラボ

Editorial Report
話題の最前線
スポーツ障害の予防と早期復帰に役立てる超音波画像診断——東京ヴェルディと臨床の現場から
福島一雅・ライズシティクリニック超音波エコー診断センター・センター長

My Fishing Days
70歳からのフィッシング 最終回
肥満の島、短命の島沖縄と、海の釣り
宮下充正・東京大学名誉教授

Exercise File
File 1  連載 続 中高年の「ヒザイタ改善+(プラス)」
進化するヒザイタ予防改善運動——膝OAのためのエクササイズ2
小谷さおり・NPO法人日本ヒザイタ改善運動普及会会長

File 2  介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
認知症予防のためのエクササイズ2
石井千恵・健康医科学協会

File 3  医療現場のボールエクササイズ
メディカルフィットネス研究所におけるボール医学体操——体操指導者からのアプローチ
太藻ゆみこ・メディカルフィットネス研究所代表

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例 24
東洋医学の考え方(13):八網の分類——陰虚証でからだにだるさが取れない長距離選手の例
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Core Performance Training
連載 コアパフォーマンス・トレーニング 最終回
エネルギー供給システムの開発(ESD)
小池博ほか・株式会社スポーツプログラムス

The Challenge
新連載 アスリートの挑戦
「あの走りをもう一度体感したい」——リハビリから復帰、「ロンドンを目指す」
中西真知子・ベストアメニティ

Life Skill Program
アスリートのためのライフスキルプログラム
プログラムのあるべき姿、実践のあり方を考える
島本好平・東京工業大学大学院 社会理工学研究科特別研究員・博士(学術)

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
スポーツ基本法立法とスポーツ権の確立に向けて
境田正樹・スポーツ法政策研究会、東京フィールド法律事務所、弁護士

Physical Essay
連載 からだのエッセイ「身体の森」
笑いは健康のもと
山田ゆかり・スポーツライター  早稲田大学非常勤講師  一般社団法人飛騨シューレ代表理事

Contribution
寄稿『メディカルフィットネスこまつ』における
運動療法の現況
村上小百合ほか・クリニックこまつ、メディカルフィットネスこまつ 健康運動指導士


  取材やいろいろな人との話で、どうも最近、股関節の問題で悩んでいるアスリートが多いという印象を受けていた。本誌115号で建内宏重先生に股関節の機能、エクササイズについて語っていただき、股関節についてはまだよくわからないことが多いのだと知った。
  弊誌公式ブログに産業医科大学の内田宗志先生にコラムを書いていただいているが、そこでもFAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)の問題について記されている。内田先生と建内先生に連絡をとり、今回の特集について相談し、内容を決めていった。
  内田先生(P.4)を産業医科大学に訪ね、手術後にお話をうかがった。Dr. Philipponのところで研修された関節鏡での股関節の手術の模様もみせていただいたが、こうして関節鏡で股関節内をみることができるようになってわかってきたことが多い。関節内で何が起こっているのか。それはレントゲンやMRIだけではわからない。内田先生は日本におけるこの分野の先駆者であるが、アスリートにとって、復帰が早くなったことは朗報である。
  手術のあとはリハビリテーションが重要になる。Dr.Philipponによるプロトコルをベースにメディカルリハビリテーションを担当されているのが佐藤孝二先生(P.10)で、福岡和仁会病院でその内容を聞いた。術後の初期はあまり困ることはないが、さまざまな動きが可能になってからが難しいとのこと。競技復帰に向けてのアスレティックリハビリテーションについては、実際にフィギュアスケート選手を担当されたスポーツコンディショニングプロモーションJINの松田孝幸先生(P.13)に電話でうかがったコメントを掲載させていただいた。
  偶然なのだが、同じ福岡でプロ野球選手のパーソナルトレーナーを務めている土橋恵秀さん(P.19)に、実際の現場における股関節の問題について、考え方やエクササイズ例について紹介していただいた。その土橋さんが相談したのが建内先生(P.14)である。115号に続き、今回はとくに機能不全のみかた、評価の仕方について詳しく聞いた。興味深いデータとともに症例についても紹介していただいたが、今後大きく発展していく領域だろうと思われた。これからが楽しみである。(清家)


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