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Sportsmedicine No.116, 2009
月刊スポ-ツメディスン 12月号 通巻116号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 もっと使える物理療法
——スポーツ、医療、家庭に広がる電気、超音波などの活用
電気や超音波、光などを用いる物理療法の活用が進んできた。目的を定め、的確な機器を適切に用いると効果が期待できる。どんどん進化する物理療法機器の世界について、スポーツドクター、理学療法士、マッサージャー、物理療法機器メーカーの人に聞いた。最新の機器の紹介も含め、スポーツ現場や家庭でも使用できる機器とその効果的な使用法について紹介する。治療のみならず、日々のコンディショニングにも有用である。

1  スポーツ現場で用いられている物理療法とその可能性
宮崎誠司・東海大学体育学部武道学科准教授、整形外科医 全日本柔道連盟医科学委員

2  スポーツ選手によくみられる機能不全への物理療法アプローチ
玉置龍也・財団法人 横浜市体育協会 横浜市スポーツ医科学センター 整形診療科理学療法士

3  物理療法機器の可能性--どんな機器がどのように用いられてきたか、歴史と今後

Trainer's Voice
自転車ロードレース選手への物理療法--Liquigas(リクイガス)の場合
中野喜文・Liquigasサイクルチーム マッサージャー

Special Report 物理療法のニューフェース紹介
スポーツ現場での物理療法:注目の新製品


Topic Scanning
新しい流れを読む
日本の文化と科学の言葉--「身体サミット」が発したメッセージ

Prevention of Baseball Injuries II
続・投球障害の予防と対応
まとめ3「身体機能のみかたと対応」
能勢康史・コンディショニングコーチ

My Fishing Days
70歳からのフィッシング
NHK「すこやか長寿」公開録画と松前半島の釣り
宮下充正・東京大学名誉教授

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
首は何のためにあるか
渡會公治・東京大学大学院総合文化研究科身体運動科学研究室

Physical Essay
新連載 からだのエッセイ「身体の森」
泳ぐ習慣のないところでの水泳教室
山田ゆかり・スポーツライター 早稲田大学非常勤講師 一般社団法人飛騨シューレ代表理事

Core Performance Training
連載 コアパフォーマンス・トレーニング
ストレングス--動きに必要な筋力を養う
弾性:エネルギーを蓄え、そしてリリース
小池 博ほか・株式会社スポーツプログラムス

Life Skill Program
アスリートのためのライフスキルプログラム
勝利につながるこころがまえを育てる
島本好平・東京工業大学大学院 社会理工学研究科特別研究員・博士(学術)

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
ファウルボール事故の法的責任
大橋卓生・スポーツ法政策研究会、シティユーワ法律事務所、弁護士

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」--身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例 22
東洋医学の考え方(11):八網の分類--冷え性で悩むテニス選手の例
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Exercise File
File 1  続 膝OAのための「ヒザイタ改善エクササイズ」
進化するヒザイタ予防改善運動と指導の方向性
小谷さおり・NPO法人日本ヒザイタ改善運動普及会会長

File 2  介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
認知症予防教室における運動指導の可能性
石井千恵・健康医科学協会

File 3  医療現場のボールエクササイズ
Re-vid「乳がん術前・術後のエクササイズ」
道端明子・NPO法人Re-vid(リ・ヴィッド)監事、フィットネス担当


  最近、物理療法に関して、いろいろな機器が出てきたなと感じていた。物理療法といえば、電気や超音波、光、そして牽引などいろいろあるが、治療の補助という感じで、大きく取り上げられたことは少ないのではないか。
  この辺で「物理療法」について特集を組んでみようかと考えていたところ、宮崎誠司先生がスポーツ現場での物理療法について講演されていること、横浜市スポーツ医科学センターの理学療法士の先生がたが実技中心のセミナーを担当されていることなどがわかった。そこで、その先生がたへの取材を中心に特集を組んでみた。
  まず宮崎先生(P.6)には、物理療法との出会いやその後の研究・実践について聞いたが、整形外科医として、柔道の全日本につくようになり、合宿や遠征などに帯同していた当初は、物理療法は用いられていなかったそうだ。しかし、現場でもっと何かできるのではないかと考え、物理療法への関心が高まっていったという。
  実際に、物理療法が功を奏し、見事間に合ってオリンピック出場を果たした選手も出てきた。そこから、さらに的確な治療法として用いることができないか、研究と現場での活用が進んでいった。詳細は本文にあたっていただきたいが、スポーツ現場や家庭で、もっと使用されていいという宮崎先生の言葉は、実践から出ているものである。
  次に玉置先生(P.11)には、機能不全に対する物理療法のセミナーのあと、横浜市スポーツ医科学センターにうかがい、どういう場合にどういう物理療法を用いるか詳細に聞いた。日常的に物理療法を用いている同センターでは、もちろん物理療法のみで終わるということはない。問診や各種検査、そして徒手的操作などのあと、狙った効果を得るために物理療法を施し、その後トレーニングに移るなど、一貫したシステムのなかに組み入れられている。だが、うまく活用することで、セラピストの仕事も効率がよくなるようだ。
  特集では、さらにヨーロッパの事情を自転車競技チームの中野喜文氏に、また物理療法機器メーカー各社に歴史や最近の機器、今後などについて聞いた。併せてご一読いただきたい。


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