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Sportsmedicine No.112, 2009
月刊スポ-ツメディスン 7月号 通巻112号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 足関節捻挫からの早期復帰——最前線での対応
地面との接点である足部、その重要な関節である足関節には大きな力がかかる。足関節捻挫はスポーツにおいては、「日常茶飯事」であり、突き指同様「ケガ」と認識されていないこともある。しかし、足関節捻挫がパフォーマンスに及ぼす影響は大きい。時間的余裕があれば、対応は十分に可能な疾患であるが、数日という短期間に競技復帰しなければならない現実も少なくない。今月の特集では、そうした現場の最前線における、足関節捻挫からの早期復帰について、ラグビー、バスケットボール、サッカーの3競技において、ドクター、PT、トレーナー、コンディショニングコーチ、選手といった7氏に取材した。

1  社会人ラグビー部における足関節捻挫からの早期復帰——サントリーラグビー部「サンゴリアス」のメディカルシステム

   サンゴリアスのメディカルシステム
   高澤祐治・サンゴリアスチームドクター、順天堂大学医学部整形外科

   スタッフインタビュー
   スタッフの役割と連携——足関節捻挫からの早期復帰を中心に
   〔発言順〕
   吉岡淳平・サントリーサンゴリアス ヘッドアスレティックトレーナー
   若井正樹・同コンディショニングコーチ
   山本和宏・同理学療法士

2  女子バスケットボール選手の足関節捻挫——受傷から早期復帰の対応
  清水 結・(財)横浜市体育協会  横浜市スポーツ医科学センター  整形診療科  理学療法士

3  足関節捻挫からの早期復帰のポイント——サッカーでの18年の経験から
小池 博・株式会社スポーツプログラムス  トレーナー
 
The Athlete's Voice
とくに中学生、高校生には捻挫をしたら「休んで治療」を徹底してほしい
萩原美樹子・ジャパンエナジー、バスケットボール女子アトランタオリンピック代表


Topic Scanning
新しい流れを読む
日本の体育・スポーツの財産  東京女子大学旧体育館解体へ——歴史的建築物が消える意味

Ultrasound Diagnostic Imaging in Sport
スポーツに役立てる超音波画像診断
Osgood-Schlatter病と周辺疾患
冨岡 立・市立横手病院整形外科

Sportsmedicine Study Report
研究レポート
コンプレッション衣類の有効性を測定する——国際武道大学・コンディショニング科学研究室によって始められた研究

Editorial Report
話題の最前線
新都心に柔道整復・鍼灸・看護の大学誕生——東京有明医療大学

My Fishing Days
70歳からのフィッシング
野沢温泉菜の花パノラママーチと朧月夜
宮下充正・東京大学名誉教授

Prevention of Baseball Injuries II
続・投球障害の予防と対応
スポーツ・バイオメカニクスからみた投球障害——中村康雄(同志社大学スポーツ健康科学部准教授)先生に聞く
能勢康史・コンディショニングコーチ

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
青森の山、棟方志功、メンタルローテーション——棟方志功鐘渓頌より朝菊の柵
渡會公治・東京大学大学院総合文化研究科身体運動科学研究室

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例 18
東洋医学の考え方(7)——鵞足炎を発症したランナーの経絡ストレッチ
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Life Skill Program
アスリートと体調管理
村上貴聡・東京理科大学

Sports & Law
基礎から学ぶ「スポーツと法」
レジャー・アウトドアにおけるスポーツの事故
齋  雄一郎・スポーツ法政策研究会、日比谷見附法津事務所、弁護士

Exercise File
File 1  医療現場のボールエクササイズ
股関節症対応のボール体操
太藻ゆみこ・メディカルフィットネス研究所代表

File 2  介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
転ばないための機能を向上させる
石井千恵・健康医科学協会


  スポーツをしている(いた)人で、足関節捻挫を経験していない人は珍しいだろう。競技にもよるが、ごく一般的なケガであり、突き指同様、現場では「ケガのうちに入らない」というところもある。
  多くの足関節捻挫はやがて治癒するが、その後の処置が悪いと、後遺症を残すことが少なくない。足関節の問題は足関節に留まらず、膝、股関節、腰と上位への影響が考えられる。
  だが、シーズン中は「捻挫ぐらい」で休めないことは少なくない。週末の試合で足関節を捻挫し、翌週週末の試合に出場しなければならないことは珍しくない。とくにトップレベルでは、その場合、どのような対応がなされているのだろうか。   まさに最前線でのクリティカルな状況での対応を取材した。
  最初は、サントリーのラグビーチーム、サンゴリアスの医療体制について、高澤ドクターをはじめ、吉岡トレーナー、若井コンディショニングコーチ、山本理学療法士に聞いた。全体のメディカルシステムをマネジメントするのがトレーナーの役割という考え方に新鮮なものを感じた。山本理学療法士の感覚受容器の働きを大事にする方針も参考になる。
  次に女子バスケットボール日本代表チームのトレーナーである清水理学療法士にも聞いた。捻挫が頻発する女子バスケットボールにおける現場での対応として、その判断と対応はバスケットボールに限らず、参考にできるところが多いのではないか。
  サッカー競技に関わり18年という小池トレーナーは中村俊輔選手の専属トレーナーでもあった。世界の舞台で活躍する選手を支えるトレーナーとして、「痛点ストレッチ」を用いているということも興味深かった。
  選手はどう感じているのか。バスケットボールの日本代表選手だった萩原美樹子さんに足関節捻挫の経験について語っていただいた。本誌では、できるだけ選手や指導者の声を収録したいと考えている。実際にプレーするのは選手であり、現場で戦う指揮をとるのは指導者だからである。萩原さんの臨場感あふれる話から最前線の厳しさがわかる。なお、足関節捻挫では89号(2007年4月号)で「足関節捻挫への対応と問題」という特集を組んでいる。併せて参照していただければさいわいである。(清家)


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