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Sportsmedicine No.110, 2009
月刊スポ-ツメディスン 5月号 通巻110号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 筋腱複合体——ここまでわかった筋腱のふるまい
3月29日、昭和大学保健医療学部で「スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会」の講習会が開催され、そこで福永先生が、「足部・足関節のバイオメカニクス〜筋・腱複合体のダイナミクスに着目して〜」という演題で講演された。その内容をもとに、再編集し、掲載するのが今月の特集である。なお、実際には、多数のスライド、また動画を使用されたが、ここでは多くを割愛している。

1  パフォーマンス発揮と筋腱複合体
福永哲夫・鹿屋体育大学学長(以下特集3まで同様)

2  筋腱複合体とは——そのふるまいとはたらき

3  パフォーマンス向上のために


Topic Scanning
新しい流れを読む
東京オリンピック・パラリンピック招致および開催がもたらすもの——OUR LEGACY〜TOKYO2016の息吹

Ultrasound Diagnostic Imaging in Sport
連載 スポーツに役立てる超音波画像診断
アキレス腱断裂と周辺疾患
高橋 周・気仙沼市立病院整形外科

Editorial Report
話題の最前線
公共施設内にオープンしたリコンディショニング施設

My Fishing Days
70歳からのフィッシング
「久米島のんびりウォーク」と海洋深層水温浴施設
宮下充正・東京大学名誉教授

Prevention of Baseball Injuries II
続・投球障害の予防と対応
投球動作の安定と投球障害の予防——谷川哲也(横浜ベイスターズコンディショニングコーチ)氏に聞く
能勢康史・コンディショニングコーチ

Sports & Law
連載 基礎から学ぶ「スポーツと法」
マラソン大会における事故と民事責任——損害賠償請求についての基本的知識
高松政裕・スポーツ法政策研究会、京橋法律事務所、弁護士

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
中高年、ロッククライミングを始める——背中を見ればうまさがわかる
飛松好子・国立障害者リハビリテーションセンター病院第一機能回復訓練部部長

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例 16
東洋医学の考え方(5)——大腿前面の経絡ストレッチおよび経絡マッサージで元気はつらつ
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Life Skill Program
連載 アスリートのためのライフスキルプログラム
感謝する心と、礼儀・マナー
島本好平・東京工業大学大学院 社会理工学研究科特別研究員・博士(学術)

Exercise File
File 1 介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
何のために身体機能測定を行うのか
石井千恵・健康医科学協会

File 2 医療現場のボールエクササイズ
精神障害者のための健康づくりとは[理論編]
石井紀夫・医療法人清心会 藤沢病院院長

特集フォローアップ


  福永先生は、東京大学にいらっしゃるときから存じ上げているが、元陸上競技の選手で、いつも鍛えているという感じだった。東大の教授になられて、国際バイオメカニクス学会マイブリッジ賞を受賞され、早稲田大学に移られたのちに、鹿屋体育大学の学長に就任された。
  3月に開催されたスポーツ選手のためのリハビリテーション研究会の講習会で、久しぶりにお目にかかったが、深い内容を飄々と語られ、パワーポイント資料の合間に、テーマとはなんの関係もない面白い画像を出されて、「これは冗談」とポツリ。実に味わい深い講演だった。
  今回のテーマは「筋腱複合体」。そのふるまいを聞いていくうちに、スポーツ理論もどんどん変わっていくものだと痛感した。関節角度が変化しないアイソメトリックな力発揮では、筋は長さが等しい状態(等尺性=アイソメトリック)であると説明されてきた。ではどうやって力が発揮されているのだろうかと今なら思うが、福永先生の講演を聞くまでは、当たり前のように等尺性収縮と文字通り考えていた。
  アイソメトリックの力発揮のとき、筋は短縮性収縮をしている。一方で腱は伸長している。それでは「アイソメトリック」という表現は的外れになる。そのほかにも、ストレッチングの効果など、どんどん驚きの事実が示されていく。
  また、本誌では紹介できなかったが、超音波の動く画像にアニメーションを同期させたものは、大変興味深かった。動画と言えば、特集末尾に記したように、福永先生が発起人代表を務める「スポーツパフォーマンス研究」というWEBジャーナルが創刊された。そこでは多数の動画を見ることができる。これも講演のあと教えていただいた。「スポーツは楽しくなくっちゃ」とニヤリと笑われたのが印象的だった。
  筋腱複合体のふるまい、これはスポーツにおけるトレーニングでも、医療におけるリハビリテーションでも、不可欠な知識になるだろう。特集カコミ欄にも記されているが、すでに新たな研究テーマに取り組まれている。また次の機会が楽しみである。福永先生には新学期の超ご多忙な折に大変お手数をおかけした。お詫びするとともに御礼申し上げる次第である。(清家)


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