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Sportsmedicine No.105, 2008
月刊スポ-ツメディスン 11月号 通巻105号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 二関節筋--その意味とはたらき
2つの関節をまたぐ二関節筋。それを知らない人はいないだろう。しかし、では二関節筋はいったいなぜ存在するのか、なにをやっているのかとなると、詳細に答えられる人は少ない。長く二関節筋について研究されてきた熊本先生に取材。二関節筋に興味をもったきっかけから、その後の研究について、現在わかっていること、わかり始めていることなどを詳しく聞いた。長いインタビューを先生が編集された『二関節筋』(医学書院)という本とともに紹介する。

1 はじめに——二関節筋への注目

2 二関節筋の研究
熊本水頼・京都大学名誉教授(以下特集4まで同様)
 
3 進化からみた二関節筋

4 二関節筋研究の成果

Topic Scanning
新しい流れを読む
法政大学スポーツ健康学部開設記念シンポジウムと「スポーツ健康学部」構想

Ultrasound Diagnostic Imaging in Sport
スポーツに役立てる超音波画像診断
超音波画像診断に最低限必要な基礎知識
石崎一穂・東京厚生年金病院中央検査室

Editorial Report
話題の最前線
テニス医学も予防が大きなテーマ——第10回国際テニス・スポーツ医学会議

My Fishing Days
70歳からのフィッシング
国際市民スポーツ連名(IVV)と、イギリス、ヨークでの釣り
宮下充正・東京大学名誉教授

Prevention of Baseball Injuries II
続・投球障害の予防と対応
投球障害の病態と治療のコンセプト——菅谷啓之(船橋整形外科病院スポーツ医学センター)先生に聞く
能勢康史・コンディショニングコーチ

Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」——身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例11——肩関節外転で肩甲下筋に痛みが発生するバレーボール選手の例——「ケア・ワークモデル研究会の発足」
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校

Life Skill Program
アスリートのためのライフスキルプログラム
人として成長を表す「ライフスキル」
島本好平・東京工業大学大学院 社会理工学研究科特別研究員、アスリートのためのライフスキルプログラム研究会

Body Potential
動きへのはたらきかけ
全身の調整
橋本維知子・日本ボディポテンシャル協会主宰

Trainers Activity
JATACのトレーナー実践活動 最終回
これからのJATAC
菊地俊紀・NPO法人JATAC理事兼事務局長、東京海洋大学海洋科学技術研究科

Exercise File
File 1 医療現場のボールエクササイズ
エクササイズボールを用いた中高年の運動効果の検証——ボールエクササイズによるメタボ予防
石井千恵・健康医科学協会、故・鴇田佳津子、奥村圭美・京都、見供洋子・群馬、井上 澄・徳島、多久範子・いわき市

File 2 介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
歩き方の再教育を行う[まとめ]
石井千恵・健康医科学協会

Hida Report
飛騨通信
4年目の秋
山田ゆかり・スポーツライター


 二関節筋。2つの関節にまたがっている筋。それは多くの人が知っている。しかし、運動にどうはたらいているかとなると、そう簡単ではない。  本誌の特集などで丹羽滋郎先生に何度もお目にかかり、「二関節筋」というキーワードは頭に入っていた。丹羽先生も二関節筋に注目されてきた。その丹羽先生から『二関節筋』という本が出たよと教えていただき、しばらくしてから、同書を購入、読み進めた。編集は熊本先生。「あの熊本先生か」と思った。
 本文でも記したが、熊本先生とはある研究会で何度もお会いしている。はっきり物を言う、そこに熱を感じる。もちろん学者としての発言である。何度も「すごい人だな」と思ってきた。「あの熊本先生か」と思い、連絡。
 熊本先生は京都・大津におられる。仕事柄、盛んに東京にお越しで、学士会館で取材。ノートパソコンを開き、こうなんだと説明される。その長い時間の話を今回15頁にまとめてみた。  当初は、熊本先生をはじめ、何人かの先生に取材し、総合的にまとまる予定だった。しかし、熊本先生の話は十分それだけで特集になる話だった。
 格闘。そういうべき長い時間が過ぎていく。その間、熊本先生とやりとりをし、だんだん原稿が仕上がっていく。
 全体がまとまり、再び学士会館で熊本先生にお会いし、組みあがったページとともに、図の確認をしていく。
 こうして、ようやく特集ページの全容がかたまっていく。図については、医学書院、東京電機大学出版局の方にたいへんお世話になった。月刊誌なので、時間がないところで対応していただいたことに御礼申し上げます。
 二関節筋がどうはたらいているか、その計算を無視して、さまざまなことが成り立っている。そういう指摘を受け、これはたいへんなことだと思う。
 今回の取材とそこからまとめた特集は、いわば導入でしかない。しかし、大きな世界を見晴らす材料にはなったのではないかと期待している。
 スポーツ、医療、生活、その他関連科学において、二関節筋にどう取り組むのか。その回答を得るにはまだ時間がかかるかもしれない。しかし、二関節筋を無視して、運動も治療もパフォーマンス向上も何も語れないであろう。そう思う。(清家)


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