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Sportsmedicine No.100, 2008
月刊スポ-ツメディスン 5月号 通巻100号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 ACL損傷予防プログラム--下肢のケガを防ぐために
この号でちょうど通巻100号。初期は季刊とはいえ、創刊から通算20年近い歳月が流れた。1980年代は日本においても「スポーツ医学」とくに「スポーツ整形外科」は前十字靱帯(ACL)損傷の診断・治療・リハビリテーションをどうするかで熱気にあふれていた。本誌はその熱気が落ち着き始めた時期に創刊。以来、「スポーツメディスン」の潮流にそい、編集を進めてきた。100号という記念すべき号の編集にあたり、ここでもう一度「ACL」をテーマにしたかった。近年、ACL損傷の予防プログラムが世界的トピックになっている。100号記念として、そこにスポットをあててみた。

1 はじめに

2 世界的な「予防」への関心の高まり --世界の動向、日本の取り組みについて
福林 徹・早稲田大学大学院教授、整形外科医

3 膝前十字靱帯損傷予防プログラムへの取り組み --高校女子バスケットボール選手を対象に
浦辺幸夫、佐々木理恵子・広島大学大学院保健学研究科

4 女子バスケットボールの下肢外傷予防プログラムについて
三木英之・平塚共済病院整形外科、(財)日本バスケットボール協会医科学研究委員会

■ WJBL外傷予防プログラムに参加して 津田清美・バスケットボール女子日本代表チームトレーナー


The Athlete’s Voice
思いもしないACL損傷からの競技復帰
有田沙織・NECレッドロケッツ

Topic Scanning
乗馬と乗馬姿勢--からだからみた乗馬指導

My Fishing Days
70歳からのフィッシング
アメリカ市民スポーツ連盟総会とアメリカン・リバー
宮下充正・東京大学名誉教授

Sports Science Essay
「間」の考察から運動そのものへ--ドイツの運動科学理論とともに
ちいさな国のおおきな闘い! その25
高橋日出二・ライプチヒスポーツ科学交流協会、綿引勝美・コレスポ幹事、鳴門教育大学
  
Meridian Stretch
「経絡ストレッチ」--身体の異常診断と修正が容易にできる
経絡ストレッチで症状が改善した例6
ストレスで体調を崩した長距離選手の例
朝日山一男・神奈川衛生学園専門学校専任教員

Body Potential
動きへのはたらきかけ
脊柱の意識
橋本維知子・日本ボディポテンシャル協会主宰

Essay on the Picture
私の“一枚の絵”
鰓弓由来という言葉
渡會公治・東京大学大学院総合文化研究科身体運動科学研究室

Trainers Activity
JATACのトレーナー実践活動
種目別Ⅶ 陸上競技
野竹富士雄・JATAC nagano ほか

Exercise File
File 1 医療現場のボールエクササイズ
女性の不定愁訴改善[実技編]
女性の不定愁訴改善のためのプログラム②
鴇田佳津子・健康運動指導士

File 2 介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
効果的な指導を再会教室で提供する その2
石井千恵・医療法人清心会藤沢病院

File 3 忙しい人のためのフェルデンクライスメソッド
脳を鍛えるからだのレッスン--ハムストリングを長くするⅡ
フランク・ワイルドマン博士・フェルデンクライストレーナー、訳:藤井里佳・フェルデンクライスプラクティショナー

Hida Report
連載「飛騨通信」
あすなろ会
山田ゆかり・スポーツライター、早稲田大学非常勤講師


 まずは100号という節目の号の編集をおえることができてほっとしている。というのはウソで、これを書いているということはまだ終わっていないし、実は特集のレイアウトも終わっていない。かなりのピンチ。
 さて、特集の「はじめに」でも書いたが、100号となると、どうしても創刊のころを思い出す。「スポーツ医学」だけで1冊の雑誌ができるものか。「臨床スポーツ医学」(文光堂)という臨床家向けのジャーナルはあったが、臨床家のみならず、スポーツ現場のトレーナーやコーチにも読んでいただきたいと考えていた。「スポーツメディスン」と1語で言うのは、スポーツと医学とが融合し、そこに他の学問や文化も絡み、総合的に捉えたかったからである。そんな雑誌を出したいのだがと、スポーツドクターやトレーナー、理学療法士、その他スポーツ関係者の方に何人にも相談に行った。ビジネス的には苦労が続いているが、27号まではB5判で128ページ。特集を設けてからは、特集に100ページくらい割いていた。現在は、A4変型で薄手だが、編集方針は本質的に変わっていない。
 28号から月刊にしたのだが、とにもかくにも100号である。来年の秋には創刊20周年になる。その節目という号では、やはり前十字靭帯損傷をテーマにしたかった。どういう内容がよいか考えていたのだが、やはり近年話題になっている「予防プログラム」について一度まとめておこうと思った。
「はじめに」にも書いたが、予防へのアプローチはかなり前からなされ、そこで行われていたエクササイズや考え方は、今回紹介するプログラムにも出てくる。世界スポーツ外傷予防会議というものが開催されるようになり、予防が注目されているが、日本ではそれより前から取り組まれていたわけである。
 だが、科学的エビデンスが求められる現在、その効果の検証が必要になる。それは今後の問題のようだが、今月は、世界的動向と日本での動きについて福林先生(P.7)に、またこの5年くらい地元広島の高校生を対象に予防プログラムを実施されてきた浦辺先生(P.11)、WJBLの予防プログラムについて、三木先生(P.19)、津田トレーナー(P.21)に取材、それぞれ解説していただいた。
 ACL損傷は競技復帰まで半年から1年かかると言われる。多発する高校生にとっては長い時間である。予防できるのであれば予防したほうがよいに決まっている。今回紹介したプログラムの発展を期待するとともに、これまでの歴史における多くの人の努力の積み重ねに思いを馳せざるを得ない。(清家)
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