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Sportsmedicine No.86 December, 2006
月刊スポーツメディスン 12月号 通巻86号

A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,000円(+税) クリアランスセール特価500円(+税)
年間購読料10,000円(税込)

■特集 「健康づくりのための運動指針2006」の使い方
前号のTopic Scanningで、運動所要量・運動指針の策定検討会がとりまとめた「健康づくりのための運動基準2006〜身体活動・運動・体力〜」(平成18年7月)について概要を紹介した。今月は、その「運動基準」をまず詳細に紹介し、それに基づき「健康づくりのための運動指針2006」の「使い方」を考えていく。解説していただいたのは、独立行政法人 国立健康・栄養研究所健康増進プログラムリーダーの田畑泉氏である。

1.「運動基準2006」の重要性
——プロなら「運動基準2006」から考えてほしい
2.「運動指針」をどう使うか

★「運動基準2006」と「運動指針2006」、計70頁を14頁にまとめた必携特集。


■連載その他
Topic Scanning  新しい流れを読む
日本と中国のメタボリックシンドローム——2006年日中交流会議開催

OR.Note スポーツ関連学会・研究会・団体紹介
ボディポテンシャル協会

Sports Care Support Artists 芸術家のヘルスケアサポート
ダンサーの怪我のリスクを減らすためには——アメリカの教育現場を参考に
岸田明子・芸術家のくすり箱

Editorial Report 話題の最前線
福祉機器としての筋力トレーニングマシン——第33回国際福祉機器展(H.C.R.2006)

Sports Science Essay
「間」の考察から運動そのものへ——ドイツの運動化学理論とともに
小さな国の大きな闘い! その13
高橋日出二・コレスポ、綿引勝美・鳴門教育大学

Sports Acupuncture
広がるスポーツ鍼灸——その活動と今後の展望
スポーツ鍼灸ネットワークあおもりの活動〔後編〕
笹川隆人・社団法人青森県鍼灸マッサージ師会会長

Exercise File
File1 介護予防に役立つ機能改善エクササイズ
介護予防教室を円滑に運営するために
石井千恵・医療法人清心会藤沢病院

File 2 忙しい人のためのフェルデンクライスメソッド
脳を鍛えるからだのレッスン——腰痛とうまく付き合う
フランク・ワイルドマン博士、藤井里佳訳

File 3  機能改善体操
日常生活の中から
尾陰由美子・アクトスペース企画

Contribution 投稿
新しいLIPUS機器の臨床使用例
川崎洋二・高島整形外科、他

Wacth and Write!
スポーツの「芯」
異種・箱根駅伝
山田ゆかり・スポーツライター

その他の記事
求人案内/Event/Books/MSM掲示板


編集をおえて
●特集について
 前号で、「運動基準」の概要を紹介したので、当初は、「今回は運動指針を」と考えていた。しかし、独立行政法人国立健康・栄養研究所健康増進プログラムリーダーの田畑泉氏に会うと、まず「運動基準」を理解してほしい、「運動指針」は一般向けのものだからとのこと。とくに本誌は「プロフェッショナルが読むスポーツ医科学総合誌」とうたっている。運動指導に携わる人が「運動指針」をどう使うべきか、そのためには「運動基準」をしっかり押さえておく必要がある。
 そこで、急遽予定を変更し、まず「運動基準」を何度も読み、それをいかに簡潔に紹介するかに努め、そのあと、「運動指針」について、プロがどう使うかを考えた。
 田畑氏が言うように、この「運動基準」は科学的エビデンスに基づいたものである。1週間23Ex(エクササイズ)、うち4Exは活発な運動をという基準であり、「体力」についても「発症データ」から導かれたもので、いわば「生活習慣病になりにくい体力」という世界的に見てもユニークなものである。
 これまでは高齢者問題が大きくクローズアップされてきたが、医療費増大の勢いはいっこうにおさまらない。政府も高齢者のみならず、「中高年の生活習慣病」をターゲットにしたということだろう。
 しかし、「生活習慣」だけあって、なかなか改善はむずかしい。「わかっちゃいるけど」である。また、はっきりとした症状が表れていない段階では、病気の意識が薄く、対応はなおざりになりがちである。「運動しなければ」とわかっていても、車で移動し、エレベータに乗り、エスカレータに乗りという人が多い。そこで前号で紹介した「行動変容」も重要な項目として採用されている。
 本来、健康づくりは個人が行うものだが、個人任せでは事態は解決しない。もうそこまできているということである。
 こうして、平成20年度から40歳以上の医療保険者の健診と保健指導が義務づけられることになった。「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」という標語もつくられ、「まずは運動」となった。
 そこに運動に関わる人の仕事と責務が発生する。田畑氏も言うように、そこに運動指導者への期待も高まる。
 これから10年後、日本国民の健康度、あるいは疾病構造はどのように変化するのか。政府や個人はもとより、住んでいるまちの環境も含め、総合的取り組みがなされる必要があるだろう。そこにいろいろなチャンスがあるとも言える。

● 連載その他
 今月のMain topicでは、日本と中国におけるメタボリックシンドロームの基準値の違いや両国の状況について、日中交流会議で議論された内容を紹介した。急速に発展する中国ではメタボリックシンドロームが問題になっている。一方で、飢餓が問題になっている国も少なくない。こうした「格差」も国際的な問題であろう。
「芸術家のヘルスケアサポート」では岸田さんにダンサーのケガについてデータともに現況を紹介していただいた。スポーツ医学関係者にはご協力いただきたいところである。
 「話題の最前線」では、第33国際福祉機器展で展示された筋力トレーニングマシンを紹介した。高齢者用にさまざまな工夫がなされている。20年前には考えられなかったことである。
 高橋・綿引両氏によるドイツで行ったインタビューでは、ドイツでの選手育成の方針がゼンフ教授によって興味深く語られている。どう評価し、どうトレーニングするか、戦略的方針が求められている。
 スポーツ鍼灸の連載では、笹川先生に後編をまとめていただいた。青森県での日本初の試みも含まれている。併せて、今回も症例紹介を付していただいた。
 エクササイズファイルでは前号どおりの3氏に、日々の運動指導で役立つ内容を紹介していただいている。このファイルは実際の指導にとても参考になると言われていて、編集者としても嬉しいかぎりである。
 山田さんは、箱根駅伝についてのまた違った見方について、また今月は、投稿をひとつ掲載させていただいた。投稿を希望される方は右欄のメールアドレスまでまずはご一報いただきたい。
 今月は普段以上に盛りだくさんな内容である。今後も充実化を図っていきますので、ご愛読のほどお願いします。(清家)

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