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Sportsmedicine No.36 December, 2001
月刊スポーツメディスン 12月号 通巻36号
A4変型判 52頁 中綴じ 定価1,100円(1,000円+税) クリアランスセール特価550円(500円+税)[品切れ]
年間購読料11,000円(10,000円+税)
November Special
■特集「医療現場と運動現場の連携システム--医療サイドからのアプローチ」
今月の特集では、医療現場と運動・スポーツ現場をつなぐシステムとして特徴的な活動をされている3つの医療機関の試みを取材。スポーツと医療をつなぐ鶴田整形外科医院、大学病院とフィットネスクラブをつなぐ関西医科大学、リハビリテーション病院と疾病予防施設をつなぐ徳島リハビリテーション病院など好例を詳細に紹介する。
まず鶴田整形外科医院は、佐賀市の西にある個人開業の医院(19床)だが、約100 坪のリハビリテーション室は夕方ともなるとスポーツ選手で大盛況である。平均1日約400 人、多いときは500 人以上の患者さんが訪れる。約20のチームとも連携、スポーツ医療を堅実に実践している。一般整形が約6割だが、お年寄りも「ここは活気があってよかあ」と喜んでいる。なぜ、このように選手や地域住民の支持を得ているのか。それを取材した。
次に近隣12のフィットネスクラブと連携、運動療法システムを構築している関西医科大学健康科学センター。すでにウェブ上でのデータのやりとりも試験段階に入り、来年度からは本格稼働の予定。大学病院とフィットネスクラブのこのような連携は日本初であろう。急激に変わるスポーツ医療の姿がここにある。
特集の3つめは、以前にも紹介した徳島リハビリテーション病院とその運動施設「ヴィラソーラ」。中高齢者の運動実施にはリスクが伴う。その状況の中、万全の救急体制をもって、運動を実施、「それでも運動をしたほうがよい」という方針をとっている。従ってこの病院では寝たきりは1人もいない。新たに治療用プールも設置、さら進んだ体制を取材。
1.
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スポーツ選手を大切にし、かつ地域と密着
--佐賀県・鶴田整形外科医院にみる今後のヒント
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2.
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京阪メディカルフィットネスネットワーク
--近隣フィットネスクラブ12と連携、関西医科大学健康科学センターの新展開
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3.
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病院に運動施設を併設、リスク管理を徹底
--徳島リハビリテーション病院とヴィラソーラ
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■編集部ページ
Topic Scanning 新しい流れを読む
スポーツNPOの現状--最新の調査結果から
■新連載
Special talk
新連載 肩甲骨の使い方
肩甲骨は動くか、動かないか
田中直史(大野記念病院リハビリテーション科)
渡会公治(東京大学大学院生命環境系)
Chair Exercise
新連載 チェアエクササイズの実際と指導のポイント
なぜ今、チェアエクササイズか?
竹尾吉枝(一億人元気運動協会)
■好評の連載陣
Exercise for the Elders
連載 高齢者の転倒予防トレーニング
転倒予防トレーニングの実践
小野 晃(YMCA福祉スポーツ研究所)
Sports Science Essay
連載 「間」の考察から運動そのものへ--ドイツの運動科学理論とともに
中国拳界と日本拳界
范 永輝(四国大学)
Atheltic Rehabilitation
連載 スポーツ外傷の症候群としての捉え方
Knee-inとtoe-out症候群・下腿外旋症候群
蒲田和芳(横浜市スポーツ医科学センター)
Exercise Medicine
連載 運動療法指導ノート
肥満タイプと最大脂質燃焼量との関係
坂本静男(順天堂大学医学部附属順天堂浦安病院健康・スポーツ診療科)
Information Technology
連載 ITとスポーツ医療
スポーツ医療と遠隔コミュニケーション (2)
片寄正樹(札幌医科大学)
Watch and Write!
連載 スポーツの「芯」
一流とは何か(続)
山田ゆかり(スポーツライター)
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